子ども

乳幼児健診

親御さんとともに、子どもの成長を見守ります

当院では、区内にお住まいの方の、6〜7ヶ月児健診、9〜10ヶ月児健診、1歳6ヶ月児健診をおこなっています。6〜7ヶ月児健診と、9〜10ヶ月児健診については、東京23区内にお住まいの方も受診できます。
乳幼児健診をご希望の方は、Webもしくは電話で予約をおとりください。来院時には区役所から送付された乳児健康診査受診票と、母子手帳、保険証、乳幼児医療証をお持ちください。
乳幼児健診では、身体と精神面での発達、視覚や聴覚の異常がないかをチェックします。「スポットビジョンスクリーナー」という弱視の早期診断機器を導入しています。さらに、親御さんの子育てに対する不安や疑問に答えたり、支援が必要なお子さんを適切な行政サービスにつなぐ役割もあります。当院では健診に十分な時間をとって、パパ、ママが質問をしやすい環境を作るよう、心がけています。

6〜7ヶ月の赤ちゃんは、周囲を視覚で認識し、ママ、パパとの双方向のコミュニケーションができてくる時期です。仰向けから腹ばいに寝返りができ、安定して座れるようになってきます。顔にかかった布を手でとれるかを見る「顔面布かけテスト」は、家で練習してくるご家庭もあるくらいで、赤ちゃんにとっては見せ場の一つかもしれません。厚手の布をかけることにより周りが見えなくなることがポイントで、薄いハンカチだと透けて見えてしまい、気にせずにそのまま遊び続ける赤ちゃんがいます。
体重の増え具合が、3~4ヶ月の頃よりにぶくなることを心配される親御さんもいらっしゃいます。この時期は活動度も上がってくるので、問題がないことが多いです。成長曲線をかいてみると参考になります。

9〜10ヶ月になると、おとなの言うことが何となく分かってきます。ママがこわい顔で「ダメ!」と言うと、赤ちゃんは手を引っこめたりします。足の筋力がついてきて、立ち上がろうとするようになります。手も器用になり、小さな積み木を、親指と人差し指でつまんで、反対の手へ持ちかえられるようになります。
また、ハイハイで移動する範囲が広がるので、おうちでの事故に注意しなくてはいけません。

1歳6ヶ月児健診は、実は小児科医にとっては大変です。慣れない環境を警戒して泣いてしまうことが多いので、診察で不十分だったところは、親御さんにおうちでの様子を教えてもらって判断します。「おめめはどこ?」と聞いて指が差せるか、絵本を見せて「ワンワンはどれかな?」と聞いて指が差せるか、真似して積み木を2つ積めるか、など遊びながら診察します。

PAGE TOP